APS治療 – 新しい治療法
次世代PRP(ピーアールピー)療法(APS(エーピーエス))療法とは
多血小板血漿(PRP)の投与による変形性関節症の疼痛緩和を目的とした治療
APS療法とは、従来のPRPに更に特殊な工程を加えることで、PRPの「炎症を抑える成分」がより抽出され、効果を強くしたものを関節症の関節内に投与して、痛みを取る治療です。そのためAPS療法ではこれまでのPRPよりも患者さんの疼痛改善の効果が高く、長く持続することが言われております。そのためPRPの発展形という意味で「次世代PRP療法」とも呼ばれています。
*APS:Autologous Protein Solutionの略 ジンマーバイオメット社製のPRP作製キット
2018年8月に発売された新しいPRP治療
治療の長所・メリット
- 自己組織由来なのでアレルギーが起こりにくいです。
- 日帰りでの処置が可能です。
- 治療後から普段の生活が可能です。
- 治療手技が簡単で、治療痕が残りにくいです。
治療の短所・デメリット
- 変形性関節症を根本から治す治療ではありません。
- 数日間、炎症(痛み、熱感、赤み、腫れ)を伴う場合があります。
- 注射部位に硬さ・しこりが残ることがあります。
- ごく稀に投与箇所、採血部に感染症が起こる可能性があります。
- 社会保険や国民健康保険など公的医療保険の適用を受けることができません。
治療の方法
治療は日帰りで終わります。
- 当日からストレッチを開始します。痛みを強く感じるときは適宜患部を冷やしてください。
- 2週間後から治療前の生活、運動負荷に戻します。
- 治療の経過観察のため、1週間後、1か月後、3か月後、6か月後にご来院ください。ご来院できない場合は、予めご了承いただいた上で、当院よりアンケート用紙を送らせていただくことがあります。ご記入のうえご返送くださいますようご協力よろしくお願いいたします。
治療にかかる費用について
この治療は公的保険の対象ではありませんので、当施設にて施術料をお支払いいただきます。また同意を撤回された場合でも、採血後は所定の費用を申し受けます。